大好きな人が笑顔で幸せそうにしていると、私たちはとても満たされ、幸せを感じます。
そしてその逆もまた、同じです。
時に忘れてしまいがちな、その当たり前の視点をお伝えします。
名著「傷つくならば、それは「愛」ではない」(チャック・スペザーノ博士:著、大空夢湧子:訳、VOICE:出版)の一節から。
1.幸せは、あなたから世界に与える最高の贈り物
幸せはおのずと伝わり、人々を目覚めさせ、希望を与えていきます。
幸せは、みんなに広まっていくひととの愛のかたちです。
あなたが親として、幸せでいるところを想像してみましょう。
あなたの子供たちはどんなにうれしいでしょうか。
そして、あなたがパートナーとして愛に満たされ、幸せなところを思い浮かべてみましょう。
それがどれほどパートナーの心にふれ、幸せが相手をも満たしていくかを感じてください。
停滞している状態に幸せをもたらすとその状態が動きはじめ、前に進みます。
幸せには多くの創造性があるからです。
「傷つくならば、それは「愛」ではない」 p.308
2.「幸せ」は、周りの人を笑顔にする
今日のテーマは「幸せ」でしょうか。
ここのところ、「犠牲」だとか「復讐」だとか、脂っこいテーマが続いていましたので、少しテイストが違ってとまどっている私です笑
あなたの大好きな人は、誰でしょうか。
その人が、幸せな笑顔をしていたら。
あなたは、どんな風に感じるでしょうか。
あなたもまた、とても幸せで、満たされた気持ちになるのではないでしょうか。
ただ、その人が笑顔でいること。
ただ、それだけのことが、あなたも含めた周りの人をどれだけ幸せにするか。
そこに、理由も何も、ないのかもしれません。
ただそれだけで、満たされるものがありますし、ただその笑顔を見ているだけで、癒される何かが、確かにあります。
人と人は、物理的にへだたっているように見えて、見えない糸で、つながっています。
あるチェリストの方は、こんなことを話していました。
コンサートのとき、観客の一人一人と自分をつなぐ、細い線がある。
たった一人と、その線をつないで、心を通わせることができたなら。
多くの周りの人たちと、次々に線をつなぎ、心を通わせることができるんだ。
それが、感動を呼ぶんだ。
そんなことを話していたことを、今日のテーマを書きながら思い出しました。
嘘くさい、と思われますでしょうか笑
言葉一つもなく、ただ空気の振動で、私たちは何がしかを感じたり、時には涙を流したりします。
そんな経験をすると、人と人がつながっているということが、感じられるようです。
人と人は、つながっている。
そして、人の幸せとは、静かな湖面に落ちた木の葉がつくる波紋のように、周りの人に広がっていくものです。
3.あなたの「幸せ」もまた、周りの人を笑顔にする
そうであるならば。
その逆もまた、真であるはずです。
あなたの笑顔は、あなたの大切な人を、幸せにします。
そんなことないぞ!と思われますでしょうか。
でも、きっとそうなんです。
あなたが笑顔でいることで、救われてきた人が、癒されてきた人が、笑顔になっていた人が、きっといままでたくさんいたはずです。
あなたの笑顔は、周りの人を幸せにします。
「幸せ」を考えるときに、それはとても大切な視点です。
やさしい人、気遣いのできる人、敏感な人ほど、自分の「幸せ」と周りの人のそれを、シーソーのように考えてしまいます。
自分が「幸せ」になってしまったら、周りの人は「幸せ」になれない。
あるいは、周りの人が「幸せ」であるなら、自分の「幸せ」はどちらでもいい。
意識的に、無意識的に、そんな風に思ってしまうことが、よくあります。
そう思ってしまうのは、あなたのやさしさであり、愛の深さであり、精神性の高さでもあるのでしょう。
けれども、それはシーソーではないのかもしれません。
あなたの「幸せ」は、波紋のように、周りの人に広がっていきます。
あなたは、「幸せ」でいていい。
ただただ、「幸せ」でいていい。
「幸せ」でいるあなたに、後ろめたさも、申し訳なさも、いらない。
あなたは、「幸せ」でいていい。
ただただ、「幸せ」でいていい。
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