女性性と男性性がバランスを取れているとは、言葉を変えると、自分と仲良くできている状態といえます。
そして、やはりそれは女性性がもたらしてくれるものです。
1.癒された男性性が発揮する力
昨日の記事では、癒された男性性が発揮する力、というテーマでお伝えしました。
癒された男性性が発揮する力は、とてもカッコいいもの。 - 大嵜直人のブログ
男性性と女性性。
誰の中にでもある、2つの力、資質、エネルギー。
男性性とは、地に足を着け、何かを形にしたり、前に推し進めたり、知識を集めたり、決断したり、遂行したりする力。
女性性とは、委ねること、任せること、育むこと、自由であること、情感豊かに感じることのできる力。
この2つがバランスを崩してしまったり、傷ついていたりすると、さまざまな問題を引き起こしたりします。
女性性が傷ついていると、「依存」の心理状態になりやすく、反対に男性性が傷ついていると、「自立」の問題を抱えやすくなります。
そして、この傷ついたものを癒すことができるのは、女性性です。
女性性は感じる力であり、それゆえに傷ついている人を見つけることができます。
では、男性性は癒されるだけかといえば、そうではないというのが、昨日のテーマでした。
成熟した女性性に癒されることによって、男性性はその真の力を発揮できるのです。
成熟した男性性は、すべてを見通す力を持つ老賢者のイメージであり、その道を究めた人の持つような、静謐で、それでいて美しいエネルギーです。
女性性で癒されることによって、男性性はその真の力を発揮できるようになるというのが、昨日のテーマでした。
2.バランスとは、自分と仲直りすること
このプロセスは、癒しのプロセスと見ることもできますが、「バランスを取りあう」という見方をすることもできます。
男性性が強すぎると、その弊害が出てしまうわけです。
それは、たとえるなら、甘味と塩味のバランスのようなものかもしれません。
スイカに塩を振ると、甘味が際立ちます。
塩豆が生地に練りこまれた大福は、格別な美味しさですよね。
これを書いていて、京都の出町ふたばの豆大福が食べたくなりました笑
ただ、だからといって、塩を振り過ぎたりしたら、スイカが台無しになってしまいますよね。
塩味と、甘味。
そのバランスがあってこそ、「あぁ、美味しいなぁ」と感じられるわけです。
なんだか、食べ物の話ばかりになってしまいましたが、もとは男性性と女性性の話でしたね笑
男性性と、女性性。
それが、自分のなかでうまくバランスが取れている状態。
それは、表現を変えると、「自分が自分と仲良くしている状態」であるといえます。
3.自分と仲良くするには、やはり女性性を使う
自分のなかには、いろんな自分がいます。
厳しい自分もいれば、弱い自分もいれば、すぐに拗ねちゃう自分も、頑張り屋さんの自分もいるものです。
それらが、ケンカしている状態が、言ってみれば「男性性と女性性がバランスを崩している状態」といえます。
「こんなこともできないのか、だらしない!」とか言って、鬼軍曹の自分が自分をいじめている状態は、やはりバランスを欠いているのではないでしょうか。
反対に、「こんな私なんて、どうしようもない…」と、必要以上に自分を卑下したりしすぎるのもまた、アンバランスです。
どれも大切な自分なわけですから、お互いに協力し合えるのが、理想ですよね。
いろんな自分が、仲良くしている状態。
あるいは、ケンカしていたとしても、仲直りできる状態です。
そのためには、やはり女性性なんですよね。
いろんな自分が争っても、何も生まないわけです。
「受け入れること」「許すこと」「委ねること」が、自分と仲良くするための第一歩目です。
それはまさに、女性性の持つ資質そのものなんです。
だからこそ、自分を受け入れる、愛する、肯定するといったときに、女性性を成熟させることは、不可欠なのです。
今日は、女性性と男性性のバランスが取れているとは、自分と仲良くできている状態のこと、というテーマでお伝えしました。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。
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