大嵜直人のブログ

文筆家・心理カウンセラー。死別や失恋、挫折といった喪失感から、つながりと安心感を取り戻すお手伝いをしております。

名古屋のど真ん中で悠久の時を想う 〜名古屋市千種区「名古屋大学博物館」訪問記

いらっしゃいませ、ようこそお越しくださいました。

先日、「名古屋大学博物館」を訪れましたので、その訪問記を。

 

名古屋市に長いこと住んでいながら、名古屋大学を訪れるのは初めてでした。

きっかけは、お盆休みにセミ捕りも食傷気味の息子が「どこかに行きたい!」と主張したところからです。

折しもその日は天気があやしく、昼間に一雨降りそうな予報が出ていましたので、室内の施設でどこか行きたいところはないかと話していたところ、息子は「恐竜の骨が見たい!」と仰いました。

一時期の恐竜ブームは去って、昆虫にブームが移っていたようですが、久しぶりに観たくなったようです。

だいたいこの時期は特別展などで恐竜博がやっていることが多いのですが、近くの名古屋市科学館、岐阜市科学館も特別展は恐竜ではないテーマ。

他に恐竜の骨が見られるところ・・・とネットで検索していると、名古屋大学に博物館が隣接されており、そこで恐竜の骨が展示されているとのことでした。

名古屋大学へは地下鉄名城線の「名古屋大学」駅が近いのですが、天気が心配でしたので車で行くことにしました。

しかし、博物館の近くまで着いたのはいいのですが、コインパーキングが見当たらず。

どこか見つかるだろうとしばらく走っていましたが、結局大学の構内に停めることにしました。
指定車両以外の一般車は、1時間600円で停められるようです。

さて、ようやく着きました名古屋大学博物館。

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構内では、ダンスサークルと思わしき団体が練習をしていました。

私も大学の長期休み、ずーっと楽器の練習に明け暮れていたのを思い出し、懐かしくなります。

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博物館の記念碑。
見ると1964年に古川為三郎氏の寄贈により、最初は図書館として親しまれてきたようです。

博物館は入場無料。
ただし、館内の撮影は受付で所定の用紙に記入する手続きが必要だそうです。

撮影とブログへの掲載許可を頂きました。

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アンモナイトの化石。

北海道から来たそうです。

なんでも北海道は世界的に見ても保存状態が良好なアンモナイトの化石を産出する地域だそうです。
なぜ名古屋に来たのかは不明ですが。

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マッコウクジラの全身骨格。
息子と娘もしばしその大きさを眺めていました。

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そしてお目当ての恐竜の化石。
アメリカで発掘された、草食恐竜・エドモントサウルスの化石だそうです。

何千万年以上も前に、この地上を闊歩していた恐竜たち。
それを想像すると、ロマンがあります。

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全身骨格を期待していた息子はご不満のようでしたが、おとうちゃんは堪能しておりました。

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さて、博物館の2階では、こんな特別展が。

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うーん、レベルが高い。

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イガグリガ二とやら。

カニが並ぶというあまりない光景。

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息子も、カニやらエビやらが並んでいるのを見て、不思議そうでした。

その他には、名古屋大学が誇るノーベル賞受賞者の研究の展示パネルがあったりしましたが、私が心を惹かれたのは、こちらの鉱石。

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ラピス・ラズリです。

最も古い青色の塗料としても有名ですが、あの「天空の城ラピュタ」に出てくる「飛空石」のモチーフになったともいわれる珍しい鉱石。

わたし、まだ言ってないことがあるの。

私の家に古い秘密の名前があって、
この石を受け継ぐとき、その名前も私継いだの。

私の継いだ名は…ルシータ。
…ルシータ・トエル・ウル…ラピュタ。

などと一人でラピュタごっこをして悦に入っていました。

息子と娘は全然かまってくれませんでしたが・・・

そんな名古屋大学博物館でしたが、悠久の時の流れを感じる時間を過ごさせて頂きました。

知らないだけで、探せば近くにいろんな場所との出会いがあるものです。

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