気付けば、名古屋でも梅雨が明けていました。
平年よりも2日ほど早い梅雨明けだったそうですが、梅雨入りが5月16日でしたので、観測史上最長の梅雨だったそうです。
約2ヶ月間の梅雨とはいえ、印象としては平年と変わらない梅雨だったように感じます。
梅雨明けした後に、しばらく晴れの日が続いていたからでしょうか。
梅雨明けしたからというわけではないですが、連日朝から30度近い気温と強い陽射しに、まさに盛夏を感じます。
あぁ、今年もこの季節がやってきた。
いや、やってきてしまった。
訪れとともに、過ぎ去ってゆくことに想いを馳せる、盛夏。
どこか切なさを覚える、盛夏。
この色の空を見上げていると、はるか昔の子どもの頃の記憶を思い出します。
梅雨明けとともに終業式があって、夏休みが始まる。
持ち帰る大荷物の中に、アサガオの鉢植えを両手に抱えて。
アサガオを育てているということは、小学一年生のころの記憶でしょうか。
運動場に集まって、順に集団下校がはじまる。
汗をかきながら、黄色い帽子のつばから覗く太陽の光は、虹色に見えました。
どこまでも広がる、夏色の空。
どこまでも力強い、入道雲。
世界はどこまでも、広がっていきそうな、そんな解放感。
あの日の私は、どこにつながっていたのでしょう。
そんなことを思い出させてくれる空の色、力強い陽射し。
どうしたって、夏が好きです。