大嵜直人のブログ

文筆家・心理カウンセラー。死別や失恋、挫折といった喪失感から、つながりと安心感を取り戻すお手伝いをしております。

心地よき「秋分」の訪れを、よろこびとともに。

早いもので、もう今年も「秋分」を迎えました。

太陽が真東から昇り、真西に沈むとき。

昼と夜の長さが、同じになる時候。

この「秋分」を過ぎると、だんだんと夜の長さが増していき、「秋の夕暮れはつるべ落とし」の言葉のとおりになっていくのでしょう。

とはいえ、今年はまだまだ暑い日が続いています。

私の住んでいる東海地方でも、30度を超える日が多く、まだエアコンのお世話になっています。

七十二侯では「雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)」と、夏の間よく見られた雷が次第におさまっていくころとされます。

しかし、ちょうど昨日も夜半過ぎから雷雨があったように、まだ雷さまは元気なようです。

秋雨というと、しとしとと降るイメージがあるのですが、夏の夕立のような雷雨は、どこかこの時期とはそぐわず、風情がないように感じます。

それもまた、私の勝手な思い込みなのかもしれませんけれども。

 

ただそれでも、この「秋分」の時期というのは、心地よいものです。

昼と夜が同じ長さの「秋分」。

二項対立が、バランスを保っている時期。

そのうちの夜が、これから少しずつ長くなっていく時期。

それは、熱したやかんのお湯が冷めるように、実に自然な流れのようです。

だからでしょうか。

この時期は、ほんとうに心地がいいものです。

日に日に澄んでいく、秋の空もしかり。

実りを迎える、多くの食材もしかり。

心地よい季節がまたやってきたことを、存分に味わいたいものです。

ぜひ、この季節のなかの心地よさを、探してみてはいかがでしょうか。

私も、ウォーキングをしがてら、秋の心地よさをさがしていきたいと思います。