大嵜直人のブログ

文筆家・心理カウンセラー。死別や失恋、挫折といった喪失感から、つながりと安心感を取り戻すお手伝いをしております。

天橋立三社をめぐりて、天橋立ビューランドで「股のぞき」を

先日訪問記を書かせて頂いた飯尾醸造さんでの田植え体験会のあと、日本三景の一つ「天橋立」を巡ってきましたので、今日はその訪問記を。

1.「天橋立三社参り」とは

京都府宮津市には日本三景の一つ、「天橋立」があります。

その「天橋立」周辺に鎮座する三つの神社を巡拝することを「天橋立三社参り」と言い、多くの方が参られるルートだそうです。

せっかく宮津を訪れるので、私もこのパワースポットをめぐる旅に出ることにしました。

三社とは「天橋立神社」、「元伊勢籠神社」、「真名井神社」の三つ。

このうち「天橋立神社」は「天橋立」の松並木の中に、そして後の二つはその並木を渡った対岸にあります。

「天橋立」は車では通れませんので、いったん近くの「智恩寺」の駐車場に車を停めて、スタートすることにしました。

2.知恩院と文殊堂

「智恩寺」は日本三文殊の一つで、知恵を授かる文殊さんらしく受験生や資格試験を受ける方が多く参拝されるそうです。

これから向かう「天橋立神社」も、実はこの中の「文殊堂」の鎮守社として鎌倉時代に建立されたそうなのです。

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立派な山門。神社でいうところの鳥居でしょうか。

娑婆と境内を分ける境界線です。

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境内には国指定の重要文化財、1510年落成といわれる多宝塔。

やはり寺社仏閣は青空がよく似合います。

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文殊堂にお参りを。

頭がよくなった気がします。

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天橋立の中の松並木へ向かう「旋回橋」を渡ります。

観光船が通る際に回転・旋回する橋として有名ですが、時間が合わず旋回する場面は見られませんでした。

本当は歩いて三社をめぐりたかったのですが、前日にいつも通り深酒しすぎて寝坊した上に若干二日酔いで、土産物屋さんでレンタサイクルを借ります。

ちなみに徒歩だと天橋立を対岸から対岸に渡るのに1時間弱かかるので、往復だけで2時間ほどはがかかるそうです。

3.天橋立の中ほどに佇む、天橋立神社

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かの有名な天橋立の松並木の中を自転車で走ります。

松はまっすぐ男性的な印象を受け、並木を歩いていると清々しい気分になります。

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松並木の中にひっそりと佇む「天橋立神社」に着きました。

「橋立大明神」とも呼ばれ、恋愛成就のパワースポットとしても有名だそうです。

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すぐ横には、日本名水百選の一つ「礒清水」と呼ばれるスポットがあります。

周りを海に囲まれているにもかかわらず、真水が湧いてくるという不思議な井戸。

純粋さや周りに染まらないアイデンティティといったメッセージがあるように思えます。

ここでお清めしてから、神社にお参りさせて頂きました。

後からいろいろ調べて知ったのですが、この「天橋立」とは神話の時代に天井にいるイザナミノミコトに会うために、イザナギノミコトが架けた梯子が倒れてしまってできたもの、という伝承があるそうです。

なので「天橋立」は縁結びであったり恋愛成就のパワースポットとなっているそうなのです。

このあたり、その土地の伝承や神話は調べていくと面白いものですね。

その後はレンタサイクルで対岸まで。

ゆっくりと15分ほど、風を感じながら。

4.元伊勢籠神社、歴史の息吹を感じて

そして対岸の二社目、「元伊勢籠神社」です。

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三社の中で最も大きな社でした。

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「元伊勢」と呼ばれるのは、今は三重県の伊勢神宮にいらっしゃるアマテラスさまが、その伊勢神宮に移られる前にいらっしゃったのがこの地だとの伝承があるそうなのです。

アマテラスさまは雄略天皇の御代にいまの伊勢神宮に移られたとのこと。

各地にこうした「元伊勢」の伝承は残っていますが、この「元伊勢籠神社」と次の「真名井神社」は唯一、伊勢の内宮と外宮の両方の元宮である可能性のある神社だそうです。

こうした伝承や歴史は、聞いていると面白いですね。

5.真名井神社は、静謐のなかに

その三社目の「真名井神社」はこの元伊勢籠神社の本宮といわれる神社です。

数年前にその主祭神は「元伊勢籠神社」に移られたそうですが、縄文時代からの古い神さま方はまだこちらにおられるそうです。

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住宅と畑が続く道に現れる鳥居。

この道をてくてくと登っていきます。

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写真撮影ができるのがここまででしたが、三社の中でこの「真名井神社」が一番神聖な雰囲気がありました。

社は工事中で養生されていたにもかかわらず、です。

写真をお見せした友人の方に言われて気づいたのですが「狛犬」ならぬ珍しい「狛龍」で、手にはドラゴンボールをお持ちです。

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真名井神社からの帰り道。宮津の美しい海と山の風景。

天気もだいぶ回復して、晴れ間が見えてきました。

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太陽が出ると、松並木の砂浜も南国のような雰囲気になります。

夏の海水浴は気持ちよさそうです。

6.天橋立ビューランドから、股のぞきを

さて智恩寺に戻ったあと、せっかくな今通った「天橋立」を見晴らしのいいところから、と思い「天橋立ビューランド」に寄りました。

文殊山の山上にある施設で、ゴンドラかリフトのチケットを買うことで入ることができます。

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よく写真などで見る「天橋立」の全景。

有名な「股のぞき」もしてみました。

その風景も写真に収めようと思ったのですが、iPhoneの向き補正が優秀すぎて逆さまのまま撮影することができませんでした。

しばし股の間でスマホをごそごそいじっているあやしい人になっていました・・・

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仕方ないので、まだ咲いていたツツジといっしょに撮影。

いい具合に背景をぼかすことができました。

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行きはゴンドラで行きましたが、帰りはリフトで。

天橋立が迫ってくるような絶景でした。

そんなこんなの宮津・天橋立を巡る観光でしたが、時間が足りず(寝坊したためという説もある)急ぎ足になってしまいました。

またぜひこの魅力的な宮津を訪れて、ゆっくりしたいと思います。