今日は、いつもと少し趣向を変えて、まとめ記事です。
これまで書いて参りました「やさしい心理学」のカテゴリーの記事で、よく読まれている記事をピックアップしてみたいと思います。
1.「やさしい」心理学について
名著「傷つくならば、それは「愛」ではない」(チャック・スペザーノ博士:著、大空夢湧子:訳、VOICE出版)を参考に、心理学の記事を書き始めたのは、ちょうど1年前のことでした。
カテゴリーのタイトルを、「やさしい」心理学としたのは、3つの目的がありました。
ひとつ目は、心理学を学ぶ人自身にとって、やさしいものでありたい、という想いです。
心理学を学ぶ人が、自分にやさしくなれるようになること、ひいては生きやすくなることが、大きな目的でした。
心理学を学んでいくと、時に自分の心理を分析したり、それによって自分責めをしてしまうことがあります。
私自身も、そうでした。
「このマインドが、いろんな問題を引き起こしている…」、と。
それは、見方の一つかもしれませんが、決してそれが悪いわけでも、何でもありません。
ただ、そうせざるを得ない事情が、あっただけなのでしょう。
そして、そうした問題をつくるマインドの裏側にある、その人の愛であったり、誰かを想う気持ちであったり、そちらにフォーカスすることで、学ぶ人自身にとって「やさしい」心理学をお伝えしたい。
それは、1年間書いていくなかで、一貫していました。
そして二つ目は、もちろん「やさしい=わかりやすく」伝えること。
あくまで自分が体験したことをベースに、できるかぎりわかりやすく伝えることを、大切にしてきました。
そして三つ目は、「やさしい」社会のために伝える、ということ。
問題からではなくて、愛からものごとを見る見方。
それを、ひとつのものの見方としてお伝えすることで、「やさしい」社会のためになるのではないかと考え、それを大切にしてきました。
このあたり、この記事に詳しく書きました。
それから1年間、「やさしい」心理学を、少しでもお伝えできれば、何よりうれしく思います。
さて、前置きが長くなりました。
よくお読みいただいている記事を、ご紹介いたします。
2.「拒絶」について
「誰かに拒絶された」と感じたときに、参考にしていただきたい記事です。
常識的に考えると、「拒絶」するのは相手の方なのですが、実は自分自身が「拒絶」しているのでは?という見方です。
何度も繰り返しになりますが、だからといって、それが悪いわけでもなんでもなく、だからこそ希望を持てる、と捉えていただければと思います。
3.「親の期待に応えられなかった」という心理
非常にあるあるな心理である、「親の期待に応えられなかった」という後悔や自己否定について、書いた記事です。
この記事においても、先の「拒絶」と同じように、見えているものとは逆が真実かもしれない、という視点をご紹介しています。
そして、その葛藤を癒すためのヒントについても、お伝えさせていただいた記事です。
まあ、そもそもが「親の期待に応えられなかった」と感じる時点で、そこには愛がたくさん、なのですけれどね…
4.「手放し」の恩恵について
心理学において、非常に大切な概念である「手放し」。
執着している相手から、自分自身を自由にすることのできる、偉大な心のはたらきです。
その「手放し」のイメージと、それが与えてくれる恩恵について、お書きしました。
5.自分の感情に責任を持つ、ということ
とかく私たちは、自分の感情に対して受動的になってしまいがちです。
あの人のせいで、こんなにも怒りが湧いてくる、とか、自分の感情を他責にしてしまいがちです。
しかし、自分の感情に対して、自分で責任を持つことができると、とても大きな恩恵を受けとることができます。
自分の感情に責任を持つこと、そしてその恩恵についてお書きしました。
6.「デッドゾーン」の心理
私の大好きな笑、「デッドゾーン」の心理についての記事です。
自立の行き着く先、「デッドゾーン」。
燃え尽き症候群ともいわれ、無感動、無気力、希望のない世界であり、その果てには死の誘惑すら訪れることもあります。
しかし、死のすぐ近くに誕生があるように、「デッドゾーン」もまた、新しい自分の誕生と、最も近い場所であるようです。
以上、「やさしい心理学」のカテゴリーのなかで、よく読まれている記事を5つピックアップしてみました。
どうも、よく読まれる記事というのが、そのまま私自身の象徴でもあるような気もしますが、気のせいなのでしょう笑
心が惹かれるテーマがありましたら、お読みいただけましたら幸いです。