自分自身の感じていることを、そのままに受け入れることが、自分を愛する一歩目です。
しかし、自分の持っている「判断」が、それを阻んでしまうことがあります。
1.自分自身との接し方
昨日の記事では、自分自身との接し方、というテーマでお伝えしました。
自分の状態を知る習慣の大切さ、というお話からの流れでした。
具体的には、毎朝、自分自身にいまの状態を問いかけてみる、という習慣です。
「眠たいなぁ」かもしれませんし、「今日の休みにワクワクしてる」かもしれませんし、何も感じられないかもしれません。
どんな答えが返ってきても、それを否定せずに、まずは受け入れてみることが大切です。
親戚の3歳の子どもがそう言ってきたかのように、「そうなんだね」と、否定せずにそのままに聞いてあげる。
まずは、それでいいんですよね。
会社へ行きたくないでも、Youtube見てゴロゴロしたいでも、何もしたくないでも、「そうなんだね」と聞いてあげること。
それが、自分との接し方の、最初の一歩です。
2.「判断」が、否定を生む
自分の感じていることや、思っていることを、そのままに聞いてあげる。
それが、自分との接し方で最も大切な一歩目です。
しかし、それが難しいのもまた、事実です。
私たちは、関係性が近しい人に対してほど、その言動に自分の価値観を当てはめたくなります。
電車で隣に座った高校生が「学校行きたくないなぁ」と話していても、「ふーん」としか思わないですが、自分が「会社に行きたくないなぁ」と思っても、「いや、行かないといけない」と思ってしまうように。
関係性が近くなるほどに、自分の価値観を投影するとも言えるでしょうか。
こうあるべき。
〇〇してはいけない。
〇〇なときは、こうした方がいい。
価値観とは、そうした判断をともないます。
こうした判断は、要は線を引くことなんですよね。
線を引いたこっち側はOK、あっち側はNG。
だから、そのNGの側にある意見や感じたことに、ダメ出しをしたくなるのです。
3.そのままに受け入れるために
自分の感じていることを受け入れるためには、こうした判断をゆるめていく必要があります。
いったん、線を引くことをやめる。
こっち側と、あっち側を、分けるのをやめる。
こっちもいいけど、あっちもいいよね。
それは、自立的な人にとっては、ちょっとしんどいことかもしえません。
正しい・間違っていると、色分けをしたくなるのが、自立的な人の症状でもありますから。
けれども、その線引きをいったん脇に置いてみると、少し違ったものが見えてくるのでしょう。
今日は、「判断」が、否定を生んでしまう、というテーマでお伝えしました。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。
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