パートナーとのことを考えるとき、順序があります。
まず自分のこと、次に相手のこと、それから二人のこと。
この順番で考えていくと、無用な葛藤や衝突を防ぐことができます。
1.パートナーシップにおける境界線
昨日の記事では、パートナーシップにおける境界線、というテーマでお伝えしました。
パートナーシップの大原則 ~あなたの問題は、あなたにしか解決できない - 大嵜直人のブログ
パートナーとの関係が長く、そして深くなるほどに、私たちは自分自身をパートナーに投影します。
これ、別にパートナーに限った話ではないのですが、パートナーとの関係が一番顕著といえます。
隠しておきたい自分の嫌っているところ、自分の影の部分が、パートナーに映し出されてくるわけですね。
だから、付き合い始めたころは「アバタもエクボ」といわれるように、何もかもが魅力的に見えるのに、時間が経つと「こんな人だったっけ…」「失望した…」と感じるようになるわけです。
もちろん、それは慣れという要素もあるのでしょうけれども、心理的に見ると、自分自身の影を投影していると見ることができます。
「パートナーは鏡」と言われますが、鏡が近くなるほどに、そこに映る自分自身の汚れた部分や気になるところが目に付くようになるのと、同じですよね。
そうとらえると、「相手をどうにかして変えよう」とか、「違う相手にしよう」という方法は、根本的な解決にならないんですよね。
自分が相手を変えることはできませんし、違う相手にしたところで、結局は同じことの繰り返しになってしまうからです。
こうした投影のワナ?にハマらないようにするために、関係性が近く、深くなってきたときこそ、「あなたはあなた、わたしはわたし」という意識を持つことが、とても大切なことです。
パートナーとの境界線を引き、その問題は自分の問題なのか、それとも相手の問題なのかを、はっきりと意識すること。
そうすることが、パートナーシップを深めていくには必要というのが、昨日のテーマでした。
2.パートナーシップを考える順序
さて、今日はそのパートナーシップのテーマの続きです。
昨日は「あなたはあなた、わたしはわたし」という大原則についてお伝えしましたが、今日はパートナーシップを考える順序について、考えてみたいと思います。
パートナーとの二人の間のことを考えるとき、どうしてもややこしくなるのは、人の常だと思います。
自分の気持ちと、パートナーの気持ち。
考えないといけないものが2つになるわけですから、どうしたってややこしくなりますよね。
ほら、連立方程式でしたっけ、xとyとか、変数が二つになると、とたんにややこしくなりますよね笑
自分の気持ちだけならまだしも…と言いたいところですが、自分の気持ちを正直に感じられないことだって、ありますよね。
意地を張ってしまったり、みじめになりたくなりから「なんともない」と演じてしまったり、あるいは、気持ちを押し殺してしまったり。
ありますよね、誰だって笑
そのうえ、相手の気持ちが関係してくるわけです。
たとえ相手の話を聞いたとしても、相手が本心を話してくれているのかどうかは、分からないものです。
特に、そういったことに敏感な方は、言動不一致というか、話していることと相手から感じる雰囲気にギャップがあると、すぐ気づいたりするものです。
相手の気持ちを知りたい、でも、わけがわからない…といった感じになってしまったりします。
そうなると、もう考えるのがめんどくさくなったり、自分の感情を相手にぶつけてしまったり、もういいや…とあきらめの境地に至ってしまったり、あまりいい方向には進みませんよね。
こうならないために、パートナーシップを考える順序を明確にしておくことが、大切なことです。
3.「わたし、あなた、わたしたち」の順番
パートナーシップを考える順序は、単純です。
まず、「わたし」。
そして、「あなた」。
その上で、「わたしたち」。
この順番に考えていくことで、無用な混乱や葛藤、衝突を防ぐことができます。
見方を変えると、パートナーシップで混乱しているときは、この順番が逆になったり、グダグダになっていることが多いものです。
「自分のことも、相手のこともすっ飛ばして、『これからどうしよう』と悩む」
「自分のことをないがしろにしているのに、相手を大切にしようとする」
「相手の気持ちをよく聞かないで、二人のことを決めようとする」
…などなど、いかがでしょうか。
思いあたる節は、ありますでしょうか。
みんな、多かれ少なかれ、ありますよね、そりゃあ笑
だから、迷ったら、まずは「わたし」に立ち戻るんです。
自分の気持ち、そこからの自分の選択、自分の意志。
それを、見つめ直すんです。
そこに、パートナーは関係ないんです。
いや、関係ないとかは言い過ぎかもしれませんが、そこに「こう考えたら、あの人はどう思うだろう」とかは、まずは考えなくていいんです。
相手の気持ちを推し量ることのできる人や、共感性の高い人ほど、この罠にハマりがちですが、ここは要注意です。
自分の気持ちを確かめる、自分と向き合う。
そのために、自分だけの時間を取る必要もあるでしょうし、自分を満たすことも必要なのでしょう。
好きなことをするでもいいですし、カウンセリングで溜まっていたことを話すでもいいのでしょう。
それが、パートナーシップの土台になるんですよね。
その土台ができた上で、はじめて「あなた」のことをよく見る、話しを聞く、感じとる、ということができるのです。
その土台がしっかりしていれば、相手の言動に振り回されることも少なくなりますし、「じゃあ、自分はどうしようか」と自分の選択にフィードバックすることもできるようになります。
順序は、まず「わたし」、そして「あなた」、それから「わたしたち」。
パートナーシップのことを考えるとき、必ず意識しておきたい順序です。

今日は、パートナーシップを考える順序、というテーマでお伝えしました。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。
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