大嵜直人のブログ

文筆家・心理カウンセラー。死別や失恋、挫折といった喪失感から、つながりと安心感を取り戻すお手伝いをしております。

「手放し」は関係性の終わりではなく、お互いに自由を与えること。

「手放す」と聞くと、その関係性を終わらせるようなイメージがあります。

しかし、必ずしも手放したから関係性が終わるわけではなく、お互いに自由を与えるのが、「手放し」の持つ力なのです。

1.手放せないことで、自分を責めることなかれ

昨日の記事では、手放せないことで、自分を責めることなかれ、というテーマでお伝えしました。

手放せないことで、自分を責めることなかれ。 - 大嵜直人のブログ

何かに執着しているとき、私たちは不自由さを感じます。

その対象以外に選択肢がないことが、その不自由さの原因です。

「お昼はカルビ丼しか食べれない!」

となるのは、苦しいですよね笑

これ、選択肢を選ぶのかどうかが問題ではなく、その選択肢があるかどうか、という点が問題なんですよね。

執着しているときは、どうしてもその対象ばかりを見てしまうので、選択肢を見失ってしまうものです。

こうした執着を癒してくれるのが「手放し」ですが、「手放し」には時間がかかるものです。

それまでぎゅっと握りしめてきたものを、そっと手放していくわけですから、それまでとは全く違うことをするわけです。

いままでしていた習慣を変えることは、それは時間もかかりますよね。

こうした「手放し」のプロセスのなかで、どうしても執着してしまうと、自分を責めてしまうことがあります。

「まだ手放せないなんて、自分はダメだなぁ」とか。

それは、決して必要ないんですよね。

手放せないのは、それだけ想いが強いから。

むしろ、それだけ好きになれたことを、誇ってもいいのではないでしょうか。

昨日の記事では、そんなテーマをお伝えしました。

2.「手放し」は関係性の終わりではなく、自由を与えること

「手放し」とは、無理矢理に距離を空けることでもありませんし、嫌いになろうとしたりして、自分の気持ちをコントロールすることでもありません。

何度も同じようなことを書いている気がしますが笑

物理的なイメージは、ぎゅっと握りしめていた手を、そっと開くイメージです。

握りしめていたのは、小さな小鳥にしましょうか。

開いた手のひらの上にいるのは、執着していた対象である、その小鳥です。

小鳥は、あなたの手を離れて、大空に飛び立つこともできます。

そのまま、その手のひらの上に、留まることもできます。

あなたもまた、その小鳥を見守ることもできます。

そして、その小鳥をまた撫でて、愛でることもできます。

そこにあるのは、自由なんですよね。

あなたも、小鳥も、お互いがお互いを選ぶことができますし、選ばないこともできます。

「手放し」と聞くと、どこかその関係性を「終わらせる」ニュアンスで聞こえるかもしれませんが、それは分かりません。

手放してみないと、分からないんですよね。

手放した先に、どんな未来が待っているのか。

それはあなたと小鳥が、お互いに選び直すことです。

その関係性をいったん一区切りして、お互いに新しい世界に踏み出すこともあるのでしょうし、その先の道で再び出会うことも、あるのかもしれません。

3.「好き」を純化していくプロセス

「手放し」は、その対象への好きな気持ちを純化していくプロセスともいえます。

「好き」といっても、いろんな形があるのが、私たち人間です。

自分の欲やエゴが入り混じった「好き」もあれば、打算的な「好き」もあれば、燃えるような情熱的な「好き」もあれば、相手のことを想う祈りのような「好き」もあるのでしょう。

そのどれが正しいとかは、もちろんないのでしょう。

感情に正しいも悪いもないように、そのどれもが、私たちの「好き」の一部です。

ただ、「手放し」のプロセスで言うならば、その「好き」は自分の欲やエゴをろ過して、純粋な「好き」を残すイメージと言えるのでしょう。

「自分の気持ちもあるし、いろいろあるけれど、あの人が幸せでいるなら、それでいいや」

手放していくと、そんな感じの穏やかな、凪のような「好き」が残っていきます。

もちろん、それは一方通行ではなく、時に「やっぱりムリ!私のことだけを見てほしい!」というエゴや執着がぶり返すことだって、あるのでしょう。

そりゃ、人間だから、しょうがないっす笑

でも、手放しのプロセスが進んでいくと、だんだんと、縁側でお茶をすすりながら、「元気でしているかなぁ」と、相手を静かに想う時間が増えていきます。

それは、自分の気持ちをないがしろにしているわけでも、無視しているわけでもありません。

それを感じ尽くしたうえで、残っていくのが、純粋な「好き」なのでしょう。

「手放し」は、そうしたところに私たちを連れていってくれるものです。

 

え??とてもそんな状態にはなれないと思うって?笑

そんなことは、ありません。

人は、イメージできるものには、必ずなれるものです。

その静かに相手を想う自分がイメージできたなら、もうコンパスの針はそちらを向いているものです。

あなたもまた、そうなっていくんですよ。

今日は、「手放し」は関係性の終わりではなく、お互いに自由を与えること、というテーマでお伝えしました。

ここまでお読みくださり、ありがとうございました。

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