誰しも、生まれたときは豊かな感受性を持って生まれます。
けれども自立をしていく過程で、それを閉じてしまうことがあります。
それを再び開かせるのが、女性性の力なのです。
1.幸せとは、自分が感じるもの
昨日の記事では、幸せとは自分が感じるもの、というテーマでお伝えしました。
幸せとは、誰かに見せるものではなく、自分が感じるもの。 - 大嵜直人のブログ
「許し」のお話からの流れでした。
誰かを許せていないとき、私たちは自分を傷つけたり、不幸にしたりすることで、その相手に復讐しようとします。
「わたしがこんなにひどい目に遭っているのは、あなたのせいだ」
そう主張したいがゆえに、自分を不幸せにする選択をしてしまったりします。
けれども、こうした復讐が誰も幸せにしないのは、明らかですよね。
最高の復讐とは、その逆で、自分自身が幸せになることです。
そして、ここでいう幸せとは、相手に見せつけたり、比べたり、自慢したりするものではなく、自分自身が「感じる」もの、というのが昨日のテーマでした。
その意味で、幸せの形は一定ではないですし、どんなことに、どんな状況に「自分が」幸せを感じられるかが重要なんですよね。
その意味で、「感じる」能力を開くというか、感受性を開いておくことが、「許し」のプロセスでは大切になります。
たとえどんな状況であっても、そこから幸せを感じることができれば、それが何よりもすばらしいことでしょうから。
2.誰しも、豊かな感受性を持って生まれた
今日は、この感受性を開く、ということについて、もう少し掘り下げてみます。
私たちの心は、依存から自立へと、その成長プロセスが進んでいきます。
そして感受性は、この「依存」のステージでは開いているものです。
感情を感じる、心の機微を感じとる。
悲しさを感じて、泣くことができる。
寂しさや怒りを、表現できる。
こうした感情の表現は、依存のステージにいる人ほど、素直にできます。
なぜなら、そうしないと誰かに支えてもらえない、助けてもらえないからです。
お腹が空いて、うまく寝付けなくて、あるいは、おむつが濡れて、「なんとかしてほしい!」と大泣きする赤子が、まさにそうですよね。
不快を思い切り泣くことで表現して、周りに助けを求める。
そうしたことを、誰でも生まれたときはしていたはずなんです。
ところが、この依存がイヤになってくると、人は自立へと進んでいきます。
誰かにやってもらうよりも、自分でやった方がいい。
泣いていても、いつお世話してくれるか、分からない。
そのように、依存的な自分を嫌い、なんでも自分でやろうとしていきます。
この自立へのプロセスを進めると、自分ができることが増える反面、感情を感じづらくなります。
次から次へと、自分がやることばかりなわけですから、感情を感じて、泣いてたり、悲しんでいたりする暇なんて、ないわけです。
そして何より、依存時代の弱くて感情的な自分を嫌っている、というのも、感情を抑えてしまう一因なのでしょう。
かくしてわたしたちは、依存から自立へと成長するかわりに、感じることを抑圧していってしまうのです。
それによって、幸せを感じづらくもなるのです。
3.感受性を開く、傷ついた男性性を癒す
さて、こうした自立の先には、相互依存という世界があります。
自立を手放した先の世界。
それは、また依存に戻るわけではありません。
自分でできることは自分でするし、自分でできないことは誰かに頼る、という世界です。
ここで必要になるのは、自立する時にごりごりと自分一人でがんばってきた方法を手放し、違う道を選ぶことです。
自立とは、「傷ついた男性性」と呼ばれることがあります。
男性性とは、ものごとを推し進める力であったり、決断したり、継続したりする力の象徴であり、それ自体はとても大切なものです。
けれども、それを酷使しすぎたがゆえに、がんばりすぎたり、競争するのをやめられなかったり、あげくは燃え尽きてしまったりします。
こうして傷ついた男性性を、休んだり、緩めたり、手放したり、委ねたりすることによって、すなわち女性性によって、癒していくことが、この自立から相互依存に移るときに必要なことです。
そうすることによって、感じる力を取り戻していくことができますし、それによって、自分にとって大切なものに気づいたりすることもあるのでしょう。
それを、感受性を開く、と表現することができるのでしょう。
幸せになりたい、と誰もが願うものです。
そのためには、まず幸せを感じる力が必要であり、それをもたらしてくれるのは女性性の力なのす。

今日は、閉じてしまった感受性を取り戻すのは、女性性の力、というテーマでお伝えしました。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。
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