大嵜直人のブログ

文筆家・心理カウンセラー見習い。

いいじゃないか、こころが喜ぶのなら。

はじめは、息子に頼まれただけだった。

 

「トモダチがたくさんもってるから、ぼくもほしい」

 

じゃあ、買いに行こうか、ということでスーパーに買いに行った。

 

カルビーのプロ野球チップスである。

 

ポテトチップスに、プロ野球選手のカードが2枚ついている、昔からあるアレである。

 

初めて買った袋に、「キラキラ」のカードが出て、息子はいたくお気に召された。

 

しかし、収集や所有に興味が薄い息子のこと、すぐに飽きていった。

 

何のことはない、気づけば私の方がカード収集に精を出すようになっていた。

 

ことあるごとに、スーパーやお菓子屋に寄り、一袋買ってきては、開封の儀を執り行うようになっていた。

 

「おとう、また買ってきたの?」

 

と息子は呆れているが、そのたびに

 

「ん?ポテトチップス、食べないの?」

 

と返すと、「そりゃ、食べるけど…」という不毛なやり取りをしている。

 

しかし、残念なことに、カードの所有権は息子にあるようで、集めたカードはまとめて息子が保管している。

 

私は、お伺いを立てて、そのコレクションを見せていただくのだ。

 

 

男の子は収集癖があると言われるが、それにまして、ストレングスファインダーの資質第3位に「収集心」を持つ私のことである。

 

幼いころより、いろんなものを集めてきた。

 

消しゴム、ガンダムのカード、ファイナルファンタジーのカード、漫画・雑誌、CD、ビックリマンシール…

 

集めて何かあるわけでもないが、ただ集める過程が楽しく、そして集まったコレクションをしげしげと眺めているのが、楽しかったのだろう。

 

本棚に収まるわけもなく、段ボールに詰め込んでいた漫画は、引っ越しを機に売ってしまった。

 

かろうじて、CDはまだ残っているが、あんなに集めたカードたちは、どこへ行ってしまったのだろう。

 

いま見たら、懐かしさで感慨深く眺められるのだろうか。

 

 

自分の本当にやりたいこと、ライフワークを探すとき、幼いころに熱中したことにヒントがある、と言われる。

 

わけもなく、ハマったこと、熱中したこと。

 

なぜかわからないが、心惹かれて、好きだったもの。

 

そんなものが、誰にでもあるのだろう。

 

もし、それが、いまできるとしたら。

 

それをやってみるというのは、素敵なことだ。

 

何の意味もなくても、呆れられても、誰にも認められなくても、無駄の極みのように見えても。

 

いいじゃないか。

 

こころが、喜ぶのなら。

 

という言い訳をしながら、私は今日もチップスを買いに行くのだ。

 

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ある日の釣果。サイン入りのキラキラがまぶしい。

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