大嵜直人のブログ

文筆家・心理カウンセラー。死別や失恋、挫折といった喪失感から、つながりと安心感を取り戻すお手伝いをしております。

雪下出麦(ゆきくだりてむぎのびる)、困難が人を育てることもある。

早いもので、もうお正月の3が日も終わりました。

暦通りのお仕事の方は、今日までお休みで、明日から仕事始めという方が多いのではないでしょうか。

小売やサービス業など、年末年始お仕事の方は、ようやく年末年始の繁忙期が終わるころでしょうか。

なんにせよ、少しずつ平常運転に空気が変わりつつある、そんな時期でもあります。

時候は、「冬至」の終わりごろ。

少しずつ少しずつ、昼間の時間が長くなってきましたが、まだ朝の日の出は一年で一番遅いままです。

七十二候では、「雪下出麦(ゆきくだりてむぎのびる)」。

降り積もった雪の下で、麦が芽を出し始めるころとされます。

そういえば、今週は年末年始の寒波で、私の住んでいる名古屋でも少しだけ雪が降ったようでした。

その雪が降るころに、麦は芽を出していくようです。

 

そういう意味では、麦というのは不思議な植物ですよね。

多くの他の植物は、暖かくなって雪が解けてから芽吹きがはじまるのに、この厳しい寒さの中で芽を出すんですから。

雪にも霜にも耐えて、そして翌年の6月に収穫のときを迎える。

「麦は踏まれて強くなる」という言葉がありますが、苦難や困難を経験したことが人を強くすることのたとえにも使われますよね。

苦しいこと、辛いことを経験することで、人もまた強くなります。

筋トレなんかも、まさにそうですよね。

苦しく感じるほどの負荷を与えることで、筋力は大きくなる。

もちろん、あえて困難や艱難辛苦を選ぶ必要は、ありません。

特に、罪悪感からそうした選択をすることは、自分のためにも、そして周りの人のためにもならないものです。

あえて選ぶ必要なないけれども。

けれども、困難や苦難が人を育ててくれるのもまた、真実です。

困難や苦難に出会ったときに、そうした麦の姿を思い出してみてもいいのでしょう。

 

さて、新しい一年が始まりました。

2026年が、これをお読みのあなたにとって、喜びの多い一年でありますよう。

どうぞご自愛くださいませ。