結果ではなく、プロセスを楽しむこと。
そのためには、完璧主義を、そして自立を手放していく必要があります。
１．変化が感じられなくて、しんどいときは
先日は、変化が感じられなくて、しんどいときは、というテーマでお伝えしました。
変化が感じられなくて、しんどいときは。 - 大嵜直人のブログ
何かが辛いとき、状況を変えたくて、いろいろ取り組んでいるとき。
なかなかその結果が出なかったり、変化が感じられないと、しんどいものですよね。
変われない自分を、責めてしまったりすると、なおさらしんどくなったり。
そうしたときに、変わったという結果よりも、プロセスに目を向けてみることを、昨日はご紹介しました。
まだゴールできていないことを嘆くのではなく、ここまできた、というプロセスの方に目を向けてみる。
その道端に見える風景を、楽しんでみる。
ほんの少しでも、いいんです。
自分がその問題に出会う前から、変わったところや、成長したところに、目を向けてみる。
そのポイントは、変わったことが「ある」前提で探してみる、という点です。
「ない」前提ではなく、「ある」。
その視点で見ると、何がしかは見えてくるものがあるのでしょう。
２．いまを楽しむ、という見方
この、プロセスを楽しむ、ということについて、今日はもう少し見てみたいと思います。
結果ではなく、プロセスを楽しむ。
それは言い換えると、いまを楽しむ、とも言えるのでしょう。
どんな状態であっても、それを楽しんでしまう。
それができるのが、プロセスを楽しむことなのでしょう。
けれども、それができないのは、なぜなのでしょう。
一つには、「こうではないと、いけない」というこだわりの強さが、それを阻んでしまうことがあります。
「こうなりたい」が、「こうでないといけない」だと、しんどいんですよね。
少しでもそこから外れてしまったときに、自己否定が強くなってしまうのでしょうから。
３．完璧主義、ひいては自立を手放す
「こうでないといけない」というのは、完璧主義の一つのあらわれです。
決して、完璧主義が悪いわけではありません。
職人気質というか、それがいい方向に出ることもあります。
けれど、完璧主義が強すぎると、どうしてもそこから外れたときに、自分を否定しやすくなります。
だから、完璧主義をなくすわけではないんですが、ゆるめることができると、プロセスを楽しむことができるようになるのでしょう。
悪い意味での完璧主義とは、すべてを自分のコントロール下に置きたい、という欲求です。
なんでもなんでも、自分でコントールしたい、自分の思うようにしたい。
それは、自立の典型的な症状の一つでもあります。
だから、プロセスを楽む、いまを楽しむためには、自立を手放していく必要があるのです。
手放す、任せる、委ねる。
こうした自立から相互依存へ至ることができると、プロセスを、いまを楽しめるようになっていくのでしょう。
今日は、プロセスを楽しむとは、いまを楽しむこと、というテーマでお伝えしました。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。
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