いらっしゃいませ、ようこそお越しくださいました。
日曜日に珍しく筋トレしたおかげで、筋肉痛です。
さてその先週末に人生初の体験がありましたので、今日はそのことについてのつれづれを綴りたいと思います。
やはり小さな先生は、私の世界を広げてくれるようでして、今回は「生きる前提」について考えされてくれました。
公園で草むしりを始めた息子殿。
しばらくすると両手いっぱいの草を持って、
よもぎもちつくるの!
と仰る。
おとう、よもぎ餅なんて作ったことないぞ。
と弱気を見せるが、
ダメ!でんわでしらべるの!いますぐ!
とご教示いただき、結局ホームベーカリーで作れることを発見することができた。
天才だな、あいつ。
「分からないことがある」という前提がある私と、
「求めれば得られる」という前提を持つ息子殿。
やはり生物としての若さは優秀さと同義だなと、羨ましくも思う。
それはともかく、餡子はうまく包めずスライムのような出来上がりを見て、私にはお菓子作りのセンスはないと分かった今日のつれづれ。
2018.4.14
私が草花や空といった自然の風景に興味を持ち、写真を撮るようになったのはここ1、2年のことです。
それまでは全く興味もありませんでしたし、もちろん草花の名前なども覚えたことはありませんでした。
また一人暮らしが長かったため、料理は多少やったことがありましたが、これまで和洋問わずお菓子づくりをした記憶はほとんどありません。
それが保育園の活動で野で「よもぎ」を摘んで、「よもぎもち」を作ったという息子殿に教えられました。
「ニラ」と間違えて野生の「スイセン」を食べて食中毒になったというニュースが頭の片隅にありまして、「ほんとによもぎか?」とネットの画像を調べてみましたが、ほんとによもぎでした。
疑ってすまなかった、息子どの笑
よもぎをビニール袋いっぱいに摘み、もち米と粒あんをスーパーで買って帰ります。
もち米を研いで、ザルに空けて30分ほど水を切ります。
摘んできたよもぎから、固そうな茎やゴミを取り除き選別します。
よもぎを軽く湯がいて冷水にさらしてアクを抜いたあと、フードプロセッサーでペースト状にします。
ホームベーカリーにもち米と指定量の水を入れて、スイッチオン。
もち米が炊けたらフタを開け、ペーストにしたよもぎと少量の塩を少しずつ加えて出来上がり。
あとはこねるなり、餡子を包むなり、お好きなように・・・なのですが、まったくインスタバエのしない仕上がりになってしまいました。
まあ見てくれはともかく、よもぎの苦みがほのかに香る、とても美味しい炊きたての「よもぎもち」を堪能することができました。
よもぎにしても山菜にしても、春は苦みのあるものを食べるとよいと言いますが、冬の間に溜め込んだ毒素を排出する作用があるのでしょうか。
よもぎの苦みがとても心地よい感じがしました。
・・・と、まあ人生初の「よもぎ餅づくり体験」だったのですが、本当に今の子どもは優秀だな、と思うのです。
もうスマートフォンにせよ、インターネットにせよ、私の世代が成長していく中で発明されたテクノロジーを、「すでにある前提」で使えるのですから。
調べれば今すぐに答えが分かる、という前提か、
私には知り得ない知識がある、という前提か。
こうした「前提」は、本当に人生に大きな影響を与えます。
今回のお話の例に限らず、
どうせ私は失敗する、のか、
私だから大丈夫、なのか。
人見知りだから私には友達ができない、のか、
トークが下手だろうが緊張しいだろうが私は愛される、のか。
もっと頑張らないと周りから認められない、のか、
私がそこいるだけで周りを幸せにしてしまう、のか。
私には誇れる才能は何もない、のか、
私が私でいることは世界でたった一つの才能、なのか。
・・・などなど。
これらは、どちらでも選べるわけです。
そして当然のことながら、自分で選んだ方の世界が周りに広がっていきますし、周りから与えられます。
どちらを選んでもいいんです。
どちらを選ぶのかは、その人次第なのです。
息子との昼下がりのお散歩は、そんなことを教えてくれました。
やはり、何でも若い方が優秀なようです。
さて、今日もお越し頂きましてありがとうございました。
どうぞ、ごゆっくりお過ごしください。