大嵜直人のブログ

文筆家・心理カウンセラー。死別や失恋、挫折といった喪失感から、つながりと安心感を取り戻すお手伝いをしております。

紫の花に落ちる雨露に、初夏の香りを感じながら。

もう5月も中旬ですね。

それにしても、風が気持ちい季節になりました。

雨が降るごとに、空気は澄んでいくようで。

特に、夜半に雨が降った翌朝の空気の心地いいことといったら。

少しひんやりとしながらも、どこまでも澄んだ空気。

近年に比べて、今年は気温が上がっていくのが少し遅い気がしますが、どうなんでしょうか。

こんな気持ちいい気候が、いつまでも続けばいいのに、と思ってしまいます。

でも、すぐに「四季があってよかった」とか言ってそうではありますが笑

 

時候は、「立夏」。

暦の上での夏のはじまり。

七十二候では、「蚯蚓出(みみずいずる)」。

その字の通り、冬眠をしていたミミズが土の中から出てくるころとされます。

ほかの生きものよりも、少し遅めのお目覚めするのが、ミミズのようです。

子どものころ、小学校の校舎の北側のジメジメした土を掘ると、よく見かけたのですが、最近見ていないですね。

なぜ、そんなジメジメしている場所を掘っていたのか、記憶があいまいではありますが笑

この気持ちのいい季節に、咲く花もまた少しずつ変わってきました。

アヤメか菖蒲か。

紫の色の花を見かけるようになりました。

その色は、どこかこの初夏の季節によく似合っているように思うのです。

清々しさと、まっすぐさ、そして力強さと。

夜半に降った雨の粒が、その花びらと葉を濡らしていました。

やさしいアヤメの香りが、初夏そのものの香りのようでした。

 

実に、気持ちのいい季節になりました。

あなたのお住まいのところでも、初夏が訪れているでしょうか。

この季節を愛でるように。

どうぞ、ご自身のことも愛でてあげてくださいませ。