大嵜直人のブログ

文筆家・心理カウンセラー。死別や失恋、挫折といった喪失感から、つながりと安心感を取り戻すお手伝いをしております。

「鴻雁北(こうがんかえる)」、振れ幅の大きな変化のとき。

時候は「清明」も中ごろになりました。

七十二候では、「鴻雁北(こうがんかえる)」。

冬の間、日本を過ごした雁が、北の地へと帰っていくころとされます。

「北」と書いて「かえる」と読ませるのが、なんとも雅ですよね。

「雁(がん)」は「かり」とも呼びますが、渡り鳥ですよね。

小学生のころの国語の教科書に、「大造じいさんとがん」というお話が載っていたことを思い出しますが、いまの教科書にも載っているのでしょうか。

 

さて、春もずいぶんと深まってきました。

日中は蒸し暑さを感じるほどの陽気の日もあれば、まだ上着がないと肌寒い日もあり、寒暖の差が激しいのが、春らしさといえます。

お天気も、気持ちいい青空が見えたと思えば、雨が降ってきたり。

心地よい陽気の日があったと思えば、風が強い日が急に訪れたり。

春らしいといえば、春らしいですよね。

変化の振れ幅が大きいというか、変化が速いというか。

ただ、この時期を過ぎると、もう新緑の時期ですよね。

あれほど見事に咲いていた桜も、葉桜を楽しめるようになりましたし、風薫る新緑の季節も、もうすぐですね。

 

人の心もまた、同じなのかもしれません。

とても満たされた気分だと思ったら、すぐに心が沈んでしまったり。

そんなことも、ありますよね。

それで、自分を責めたりしないでください。

変化の振れ幅が大きかったとしても。

それは、ただ春の風の変化と同じなのでしょう。

その先には、風薫る、新しい季節が待っています。

振れ幅の大きな変化もまた、そのままに。

どうぞ、ご自愛くださいませ。