大嵜直人のブログ

文筆家・心理カウンセラー。死別や失恋、挫折といった喪失感から、つながりと安心感を取り戻すお手伝いをしております。

春、清明。不安もまた、そのままに。

春というのは、どこか不安を感じさせるように思います。

特に、この清明のあたりが、その不安な感じを覚えることが多いように思います。

それは、私個人の春の記憶と関係があるのかもしれませんが、それと関係なく、得体の知れない不安を覚えるのです。

春は、変化の時期。

気温も徐々に上がり、花を咲かせる植物をはじめ、虫や動物たちも活動をはじめていきます。

その変化というのが、どこか不安を感じさせるのでしょうか。

この先、どこへ行くのだろうか、と。

それは、変わることで失われるものへの寂しさともまた、違う感覚のように感じます。

 

当然ながら、どこへも行かないですし、また季節はめぐってきます。

ただ、いまこの目の前にある春は、過ぎていく。変わっていく。

それが、怖いのでしょうか。

生きるとは変化の連続であり、変わり続けることが生きることでもあります。

動かなくなってしまったら、それは生物としての死を迎えたときなのでしょう。

それなのに、この春の不安さといったら、なんなのでしょうね。

やはり、変わることは怖いことなのでしょうか。

 

ただ、その不安がどんなものであれ、そのままにしておく他になさそうです。

変わることに自信を持とうとも、希望を持とうとも。

その反対に、不安を抱こうとも。

変わるときは、変わっていくのですから。

春、清明。

不安もまた、そのままに。