「信頼」するというと、どうしても結果に目を向けがちです。
しかし、信頼すべきなのは結果よりもプロセスです。
1.「信頼」は裏切られることがない
昨日の記事では、「信頼」は裏切られることはない、というテーマでお伝えしました。
「信頼」は裏切られることがない、とはどういった意味か。 - 大嵜直人のブログ
「自立」は、私たちが成長していく中で必ず通るものですが、それも行き過ぎるとしんどくなります。
全部自分でやらないといけないし、周りの人との葛藤や衝突を抱え、孤立しやすくなります。
そこで、「自立」を手放す、というプロセスが必要になるのですが、これがまた難しいんですよね。
いままでの価値観や観念と、まったく違うことを求められるからです。
それまで自分でがんばることを大切にしてきたのに、誰かに任せる、委ねる、頼るといったことが必要になるからです。
こうしたときにカギになるのが、「信頼」です。
「依存」は自分の力を信じることができていませんし、「自立」は他人を信じることができていません。
自分と相手、その両方を「信頼」することで、「自立」の先に進むことができます。
ここでいうところの「信頼」とは、たとえ自分が望んだ状況や結果にならなかったとしても、「裏切られた」とは感じないものです。
昨日の記事では、そんな「信頼」について、お伝えしました。
2.「信頼」するのは、結果ではなくプロセス
ここでいう意味での、「信頼」。
なかなか深い意味がありますし、そこに至るのが難しいものでもあります。
もう少し、深堀してみたいと思います。
どうしても、私たちは結果を「信頼」したくなってしまうものです。
自分の望んだ結果が出ること、あるいは、それが現実になること。
それを信じている状態を、「信頼」ととらえてしまうものです。
パートナーシップでも、よくありますよね。
相手が自分の望む言動をしてくれることを期待している状態。
ここでいう「信頼」とは、そうではないんですよね。
真に「信頼」しているとき、信じているのは結果ではなく、プロセスの方です。
どのような結果が出ても、望むような現実にならなくても、それはプロセスの一部であり、それは自分を導いてくれるものだ、ととらえること。
それが、真に「信頼」しているといえるのでしょう。
3.自分にできることがあるはず
プロセスを「信頼」すること。
それができると、必要以上に目の前のことに振り回されなくなります。
目に見える結果。
目の前の相手の言動、態度。
そうしたものに、心を奪われる時間が少なくなります。
もちろん、それがなくなる、ということはありません。
だって、人間ですから、傷つきもするし、失望もすれば、イヤになっちゃうことも、ありますよね笑
けれども、「信頼」ができていれば、それもまたプロセスの一部としてとらえることができるようになります。
そこで、自分ができることを探すことができます。
どんな状況でも、自分ができることって、必ず何か一つはあるんですよね。
それは、祈ることや、心を落ち着かせることかもしれませんが、その自分ができることをしていくだけで、いいんですよね。
「信頼」は、そうした安心を私たちに与えてくれるものです。
今日は、結果よりもプロセスを「信頼」する、というテーマでお伝えしました。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。
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