大嵜直人のブログ

文筆家・心理カウンセラー見習い。

等しく頭を垂れて。 ~愛知県名古屋市「熱田神宮」参拝記

立春を過ぎたある日、熱田神宮を訪れた。

 

立春を新しい季節の始まりだとすると、これもまた初詣の一環になるのだろうか。

そんなことを考えながら、駐車場に車を停める。

 

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まだ朝の車のフロントガラスは凍っているものの、風の気配は確かに変わったような気がする。

そして何より、陽が高くなったと思う。

 

上知我麻神社の鳥居から覗く朝日を眺めながら、春の訪れを想う。

 

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深い木立の境内に、時折見える赤。

山茶花か、椿か。

 

ときにその紅色に、はっとさせられながら。

 

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本宮の上の空には、大きな雲。

 

心なしか、参拝する方が以前よりも多かったように思う。

春の訪れとともに、神社にも足が向くのだろうか。

 

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それにしても、陽が高くなった。

少しずつ、少しずつ。

季節は、めぐっていく。

 

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こころの小径にも、足を運んで。

静かに、玉砂利の音と鳥の声に、耳を傾ける時間。

 

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それにしても、神社の参道を歩くのは、いいものだ。

老いも若きも、男も女も。

 

喜びの中にいる人も、悲しみに沈む人も。

どんな人も、鳥居をくぐれば、等しく頭を垂れて。

 

それが、心地が良くて。

また私は、鳥居をくぐるのだろう。

 

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