大嵜直人のブログ

文筆家・心理カウンセラー。死別や失恋、挫折といった喪失感から、つながりと安心感を取り戻すお手伝いをしております。

書き続ける、ということ。

先日、このブログをお読みいただいた方から、ご感想をいただきました。

自己否定と自分への過剰な期待がつくる「完璧主義」の苦しさを、ゆるめるために。 - 大嵜直人のブログ

こちらの記事をお読みになられたご感想でした。

3年前に書いた記事でしたが、お読みいただいた方のお心に、何がしか届くものがあったことを、うれしく思います。

ありがとうございます。

 

こうして日々、ここで文章を書いてきて、もう9年にもなりました。

その間に、ブログというサービス自体はずいぶんと廃れてきたようにも思います。

時代の移り変わりというのは、本当に早いものですね。

Youtubeといった動画、それもショート動画の流行。

あるいは、音声サービスの勃興。

そして、時代は生成AI全盛。

「AI彼氏・AI彼女」、あるいは「AIカウンセラー」といった言葉を聞くことも、珍しくなくなりました。

ほんと、すごい時代です。

そうした中で、ブログを読むという行動をする人の数も、ずいぶんと減っているのでしょう。

チャット欄に質問を入力すれば、すぐに答えを返してくれる時代ですから。

 

ただ、私自身は、まだこうした文章が好きなんですよね。

動画や音声は、自分のペースで見られないのがストレスなんです。

こう、文章を読む時間って、自分のペースで、自分の世界に入り込めるじゃないですか。

本を読むのも、そうだと思うんですけれども。

その書き手の温度感というか、肌感覚を感じながら、読んでいくのが好きなんですよね。

チャット形式でなくても、その書き手と対話しながら、読み進めていく感覚が、好きなんです。

まあ、ワガママなんでしょうね笑

AIは、まだそうした温度感というか、そういったものが薄い気がするんですが、それも時間の問題なんでしょうね。

自分好みの相手にカスタマイズして、会話したり文章を書いてもらったりすることができるのも、そう遠くはないのでしょう。

それはそれで、すごい未来だなぁ、とは思います。

 

ただ、そうした中でも、「私という人間の書いた文章の手触り」は、どこかに残しておきたいな、と思うのです。

そして、もしそれが、いつか、どなたかの心に届くのであれば、とてもうれしく思うのです。

ご感想をいただいて、そんなことを考えた一日でした。

あらためまして、ご感想をお送りくださり、ありがとうございました。